かっとばし!!アイキャッチ

折れたバットから「かっとばし!!」が誕生したわけ

2017/09/25

もうすぐWBCが開幕しますね。
壮行試合などで盛り上がってきました。

子供のころはチャンネル権を握っていた父親のおかげで、
今は野球好きな子供たちになんとなく付き合って、
ぼんやりと見ているプロ野球中継です。

ぼんやりと見ていると、
たまーに折れますよね・・・・「バット」。

思わず「あっ」と声を上げて、
ボールよりも折れたバットの飛ぶ先に目をやってしまいます。

素早く片づけられてしまうので、
あの折れたバットは捨てるんだろうなぁ・・ぐらいに
思われている方も少なくないと思います。

球場イメージ画像

かれこれ15年以上前、
それを「捨てるんだろうなぁ」で終わらず、
「どうしているんだろう?」と疑問を持った兵左衛門の現社長が問い合わせたんです、
折れたバットの行く先を。
すると折れたバットは燃料になっていることが分かりました。

燃料として「使われていた」わけではありますが、
やはり捨てられていたんです。
当然ですよね、折れてしまったバットはバットの意味を成しませんから
もったいないですが捨てるしかありません。

私なら「なるほど、燃料になるんですね」と納得して終わってしまいそうですが(^ ^;)
社長は木製バットについてとことん調べました。

すると色々なことが分かりました。

  • 良質なバットの材料としてアオダモという木が使われていること
  • 北海道の天然林に育つアオダモが特にバット材に適していこと
  • バット材になるまでにアオダモが育つのに70年以上もかかるということ
  • バットを作る際に出る端材は利用への動きがあること
  • アオダモの植樹はほとんど行われていないこと

などなど様々な情報から、折れたバットで試しにお箸を作ってみたところ、

「目が詰まってきめ細かく、木肌は白く美しく、
バットに適しているというだけあって適度に固く、
それでいて良くしなるんじゃ」

と言ったかどうかは分かりませんが、
とにかく職人が大絶賛!!

バットに使われていた良質なアオダモは「お箸」にも最適な材だったのです。

アオダモの林画像

折れたバットから作ったお箸「かっとばし!!」

野球ファンの方にはすでに多く知っていただいておりますが、
折れたバットから作ったお箸を「かっとばし!!」と命名して売り出しました。

お箸を切り出した後の小さな部分も利用して、
「ベンチ」と言う名前の箸置き、「ブルぺん」という名前のボールペン、
「ホーム印」という名前の印鑑、「すべりこみ」という名の靴べらなどなど
楽しいアイテムも作り出しました。

各球団のロゴマークを入れ、
燃やされるはずだったバットがまた日の目を見たのです。

かっとばし!!商品イメージ
→「かっとばし!!」をオンラインショップで見る

ネバーギブアップ!!

現在、プロ野球や社会人野球、大学野球などで折れてしまったバットは
すべて兵左衛門が回収を行っております。

折れたバットから箸への加工は容易ではありません。
裂けたように折れているものや、細かなひびが入っているものなど様々。
それらをベテランの職人の目と腕で細心の注意を払いながら
丁寧にお箸に加工していきます。
1本の折れたバットから取れるお箸はわずか4~6膳です。

しかし先にも挙げたように、
アオダモがバットに出来る太さに育つまでに70年以上の歳月がかかります。

回収する折れたバットは年間約1万本!(゚o゚)
長い間かけてバットになった貴重な木材に新しい命を吹き込むために、
その1本1本を職人たちが大切に扱っています。

そして「かっとばし!!」関連製品の売上の一部はアオダモ資源育成の会を通じ、
アオダモの植樹・育成に使われ再び未来のバットを産み出します。

折れたバットを再生させた商品ということから、
「ネバーギブアップ」「チャレンジスピリット」の象徴としても、
野球ファンのみならず多くの方から愛される、
兵左衛門のロングセラー商品となりました。

野球ファンの方もそうでない方も、
どこかで見かけましたら是非お手に取って、
その新しい命をゆっくりとご覧いただけたらうれしく思います。

→「かっとばし!!」をオンラインショップで見る

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