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祝い箸とは ―祝い箸の由来―

2016/12/13

祝い箸は、お正月やご婚礼、お子様の初節句など、
祝い事の席で用いる縁起箸です。

「両口箸」「柳箸」、「俵箸」「丸箸」などとも呼びます。

それらの呼び名からも分かるように、
両端が細く両口(両細)になっていて、
真ん中が膨らんでいるのが特徴です。

真ん中が膨らんでいる様子を「俵」に見立てて「五穀豊穣」を、
「はらみ箸」と呼んで子孫繁栄を祈願したりします。

長さは末広がりの八寸(約24センチ)が一般的です。

 

神様と一緒にいただく

祝い箸の両側が細くなっているのは、
一方を神様が、もう一方を人が使い、
共に食する「神人共食」のしるし。

お正月には「歳神様」という神様が遠い山の彼方からお見えになっており、
その神様と一緒にお雑煮やおせち料理をいただくとされています。

お正月の祝い膳の手前と向こう側に
祝い箸を2膳つける地域もあるようです。

お祝い膳イメージ画像

柳は「家内喜」

お正月の祝い箸が、この「両口丸型」になったのは、
足利六代将軍義教が家臣に殺され、
長男義勝が七代目を継いだ翌年に雑煮の箸が折れ、
その秋に落馬して亡くなったことに端を発しているという説もあります。

このことがあってから八代目の将軍義政が、
折れにくい柳を使い、力学的にも中央は特に太くして丈夫に作らせたのが
今に伝わっていると言われています。

「柳に雪折れなし」というように、
「柳」はしなやかで折れにくく、
また立春の後真っ先に芽吹くため「めでたい木」と言われます。

日本ならではのごろ合わせで、
「家内喜ぶ」と書いて「家内喜(やなぎ)」と
縁起をかつぐ意味もあります。

日本人の箸に込める思いが読み取れる足利家の逸話です。

 

箸袋の云われ

箸袋は平安時代の宮中の女官たちが
自分の着物の端切れで箸を入れる袋を作ったのが始まりとされています。

袋の形も様々で、現在のような熨斗仕様のものや
矢羽根、鳥の羽の形をデザインしたものなど、
女性らしい工夫がされていたようです。

その後、布だけでなく和紙で仕立てたものが出来、
儀式としての意味合いの強い「本膳料理」(日本料理の基本となるもの)が完成した
室町時代に、料亭が箸を箸袋に包んで出すようになりました。

箸袋が庶民に広まったのは江戸時代の末期と言われています。

 

ひのきは「火の木」

檜(ひのき)で作った祝い箸もおすすめです。

檜は、神饌(神様に献上する食事)に供えられるお箸の材としても使われ、
こすり合わせて火種を作ることから
「火の木」とも云われるとても神聖な木材です。

吉野産檜祝い箸画像

兵左衛門が通年販売している祝い箸は、
節が少なく木目が縦にまっすぐに通っている、白く美しい木肌が特徴の
奈良県吉野産の檜を使って作った祝い箸です。

白木は木肌が白いことから、その場を清浄にして邪気を祓うと云われています。

ぜひお正月をはじめとするお祝いの席には、
古くからの風習を大事にした祝い箸をお使いいただくことを
おすすめいたします。

 

→お正月の祝い箸の使い方を見る

→祝い箸をオンラインショップで見る

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